こんにちは、SxSの村木です。
今回は SharePoint Online のアラート(通知)機能の廃止についてお知らせします。
SharePoint 通知機能の廃止は 2025 年 7 月から段階的に実施され、2026 年 7 月に完全に廃止されます。
詳細については、下記に記載しますので、ご確認ください。
と、その前に!
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今回廃止となる通知機能
今回廃止となる SharePoint 通知機能は、リスト・ドキュメントライブラリのビュー上において、[…] > [通知] から設定可能な機能のことです。
この機能はクラシック UI のビュー上でもモダン UI のビュー上でも設定可能となり、アクセスできるユーザーが任意に設定することができます。
[…] > [個人用通知の管理] からサイト内の自分の通知設定を管理(既存通知の削除)でき、更にサイトの管理者は [サイトの設定] > [ユーザー通知] からサイト内のすべてのユーザーの通知設定を管理できます。


廃止のスケジュール
SharePoint 通知機能の具体的な廃止スケジュールは以下の通りです。
- 2025 年 7 月~
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新しくオンボードするテナントに対して、新しい通知の作成が段階的に無効化されます。
- 2025 年 9 月~
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すべてのテナントで、新しい通知の作成が段階的に無効化されます。
- 2025 年 10 月~
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既存の通知に有効期限 (30 日間) が段階的にアクティブ化されます。
アクティブ化されると、最初の通知の実行から 30 日経過後に期限切れになります。
期限切れの通知を再度有効に設定することで、有効期限をさらに 30 日間延長することができます。
有効期限の延長は、前述にも記載している [個人用通知の管理] から可能です。 - 2026 年 7 月~
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SharePoint 通知機能が完全に廃止され、すべての通知が使用不可・延長不可となります。
廃止に向けての対応
利用ユーザーへの周知
通知機能に関連する SharePoint ページと通知メールには、廃止のお知らせが記載されているバナーが表示されます。

代替となる機能
SharePoint 通知機能の代替となる機能は、[自動化] > [ルール] > [ルールを作成] から設定可能なルール機能、Power Automate による通知フローが考えられます。
- リストまたはライブラリを自動化するルールを作成する – Microsoft サポート
- Microsoft Power Automate – Process Automation プラットフォーム | Microsoft
既存通知の確認
Microsoft 365 Assessment Tool を使用して、テナント内の通知をスキャンすることができます。
Microsoft 365 Assessment Tool を使用するには、Entra ID 内にアプリケーションを設定する必要があります。
今回の記事は以上になります。
SharePoint 通知の廃止に関するご相談があれば、以下のリンク先からお問い合わせください。
ではまた次回の記事でお会いしましょう。SxSブログのチェックをよろしくお願いします。