テナント内のフロー一覧の確認方法

こんにちは!SxSの村木です。もう少しで猫の日(2月22日)😻ですね。
色んな猫ちゃんの商品が発売されたりして、目移りしてしまう今日この頃です。

さて今回はテナント内の Power Automate フロー一覧を確認する方法をご紹介します。
フローの棚卸しに便利なので、ぜひ最後までご覧ください!

と、その前に!

SxSでは、 Microsoft 365 の活用推進、運用課題の対応など幅広いサポートをご提供しています。
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ぜひダウンロードしてご活用ください!

目次

このブログは SxS を提供しているソノリテが作成しています。

Power Platform 管理センターでの確認方法

GUI上から確認する場合は、Power Platform 管理センターから確認できます。

Power Platform 管理センターにアクセスし、左メニューから [環境] をクリックし、
確認したい環境名(通常は “(default)” が付いている既定の環境を利用しているかと思います)をクリックします。

その後 [リソース] 内の [フロー] をクリックすると、環境内のフロー一覧が表示されます。

新しい管理センターのUI
従来の管理センターのUI
フローが一部しか表示されていない場合は [さらに読み込む] をクリックしてください

こちらの一覧画面では、フローを共同所有者として共有したり、無効化削除もできます。

上部のメニューバーもしくは 3 ドットメニューから操作できます

フローの所有者が退職したユーザーなのに引き継ぎをしていない!といったフローがあれば、
こちらから共有することができますね。

PowerShell での確認方法

Power Platform 管理センターではGUIで手軽にフロー一覧を確認できますが、フローの数が多いと棚卸しが大変です。

そのような時は PowerShell コマンドを使用してフロー一覧のデータを取得し、CSVファイルにエクスポートしましょう。

使用するモジュールは Power Platform 管理者用 PowerShell モジュールです。
以下のコマンドでインストールしておきましょう!

Install-Module -Name Microsoft.PowerApps.Administration.PowerShell

その後、Get-AdminFlowを実行することによって、テナント内のフロー一覧を取得できます。
取得したデータをそのままCSVファイルにエクスポートするのであれば、以下のコマンドになります。

Get-AdminFlow | Export-Csv -Path "C:\Users\muraki\work\outputCSV.csv" -NoTypeInformation -Encoding UTF8

しかしそのままだとフロー所有者(作成者)の情報がIDの状態になっており、どのユーザーなのか分からないかと思います。

そのため、Get-UsersOrGroupsFromGraphユーザーのUPN表示名を取得した上で、CSVファイルにエクスポートしてみましょう!

#フロー一覧を取得
$AllFlow = Get-AdminFlow
$Results = @()

#フロー毎に処理
ForEach ($Flow in $AllFlow) {
    If ($Flow.CreatedBy.userId) {
        #フロー作成者のユーザーIDからユーザー情報を取得
        $Author = Get-UsersOrGroupsFromGraph -ObjectId $Flow.CreatedBy.userId
    } Else {
        #フロー作成者のユーザーIDの情報がない場合は空白
        $Author = ""
    }

    #フローの情報を配列に格納
    $Results += [PSCustomObject][Ordered]@{
        "FlowName" = $Flow.FlowName
        "FlowDisplayName" = $Flow.DisplayName
        "Enabled" = $Flow.Enabled
        "CreatedTime" = $Flow.CreatedTime
        "LastModifiedTime" = $Flow.LastModifiedTime
        "AuthorUserPrincipalName" = $Author.UserPrincipalName
        "AuthorDisplayName" = $Author.DisplayName
    }
}

#CSVファイルにエクスポート
$Results | Export-Csv -Path "C:\Users\muraki\work\outputCSV.csv" -NoTypeInformation -Encoding UTF8

今回ご紹介したのはデータのエクスポートですが、
エクスポートしたCSVファイルを利用して、一括でフローを有効 or 無効にしたり、削除もできます。

SxSにご契約いただきますと、そういった PowerShell コマンドもご案内可能で、
また、途中でエラーが発生したとしても解決までサポートさせていただきます!

SxSに興味がございましたら、ぜひお問い合わせフォームからご連絡ください!

ではまた次回の記事でお会いしましょう。
SxSブログのチェックをよろしくお願いします!

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