Teams チームと SharePoint サイトのアクセス権限

こんにちは、SxSの村木です。

11月も終わりに近づき、クリスマスムードになってきましたね。
どこかイルミネーションでも見に行きたいなぁと思っております。

今回は Microsoft Teams のチームと、チームに接続されている SharePoint サイトのアクセス権限について、
改めてお纏めし紹介します。

目次

このブログは SxS を提供しているソノリテが作成しています。

チームの役割と SharePoint サイトの権限

皆さんご存知の通り、チームには2種類の役割、「所有者」と「メンバー」がありますよね。

また、チームにはそれぞれ裏で SharePoint サイトと接続されており、
チームのチャネルでアップロードされたファイルなどのリソースはそちらに保存されているというのも、
Teams と SharePoint を管理されていればご存知かと思います。

チームに接続されている SharePoint サイトは、
チームと接続されているとはいえあくまでも SharePoint サイトですから、
SharePoint のアクセス許可の仕様に基づき、アクセス権限を構成することが可能です。

ではチームの役割である「所有者」と「メンバー」は、
SharePointサイト上でどのようなアクセス許可となっているかも含めて、
SharePoint サイトのアクセス権限を確認していきましょう。

アクセス権限の確認方法

チームに接続されている SharePoint サイトのアクセス権限を確認するには、
もちろんその SharePoint サイト上でも確認できますが、
SharePoint 管理者であれば SharePoint 管理センターから確認するのが手軽です。

SharePoint 管理センターの [サイト] > [アクティブなサイト] から、
該当のサイト名をクリックすると、右側にウィンドウが表示され、そちらの [メンバーシップ] から確認可能です。

既定のメンバーシップ

「所有者」と「メンバー」

[メンバーシップ] 内の [所有者] と [メンバー] は、チームの役割である「所有者」と「メンバー」と同義です。

Microsoft Teams 管理センターでもチームのメンバーを確認することができますが、
SharePoint サイトのアクセス権限と共に確認したい場合は、
こちらの方がわざわざ行き来する手間が省けて楽ですので、是非使用してみてください。

「サイト管理者」

次に [所有者] と [メンバー] の下にある [サイト管理者] は、
SharePoint サイトの「サイト管理者(サイト コレクション管理者)」となり、
SharePoint サイトで最も高いアクセス許可レベルです。

チームに接続されている SharePoint サイトでは、
「サイト管理者」はチームの「所有者」が「プライマリ サイト管理者」となっていますが、
別で「サイト管理者」を追加することもできます。

「サイト管理者」を追加したとしても、
チームの「所有者」に追加されるわけではありませんので、
チームの権限を付与することなく、SharePoint サイトの管理をすることが可能です。

「サイトの所有者」

 [サイト管理者] の下にある [サイトの所有者] は、
SharePoint サイトのフル コントロール権限を持っています。

「サイト管理者」だと権限が強すぎるといった場合には、「サイトの所有者」を使用するといいでしょう。

こちらもチームの「所有者」に追加されるわけではありませんので、
SharePoint サイトのみ権限を付与したい場合にご使用ください。

「サイトのメンバー」

その下の [サイトのメンバー] は、SharePoint サイトの編集権限を持ち、
チームの「メンバー」が既定で追加されています。

そのため、チームの「メンバー」は編集権限レベルの操作が可能になっています。

チームがパブリックであると、「外部ユーザー以外のすべてのユーザー(Everyone except external users)」も
「サイトのメンバー」に追加されているので、用途に合わせて適宜変更するといいでしょう。

なお、こちらもチームの「メンバー」とは別なので、追加してもチーム自体にはアクセスできません。

「サイトの訪問者」

[サイトの訪問者] は、SharePoint サイトの閲覧権限を持っています。

既定では特にユーザーやグループは追加されていませんが、用途に合わせて利用することが可能です。


その他、独自のアクセス許可レベルを作成したり、
独自の SharePoint グループを作成することももちろん可能ですが、
既定のメンバーシップはこのようになっています。

こちらがちゃんと理解できていると、適切な権限管理ができるかと思いますので、
改めて復習するといいですね。


今回の記事は以上になります。

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ではまた次回の記事でお会いしましょう!
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