Microsoft Lists CSVファイルを使用したリスト作成とデータエクスポート

皆さんこんにちは、SxSの橋本です! 

今年の夏は特に暑かったですが、季節はもうすっかり秋ですね。 

さて今回は、Microsoft Listsにおけるリストの新規作成とエクスポートにおける新しいアップデート情報についてお伝えします。 

リストのデータが含まれたCSVファイルをインポートして、新しいリストを作成することが可能となりました。 

また従来の「CSVにエクスポート」機能に加えて新しく「スキーマを含むCSVにエクスポート」機能が追加されました。 

目次

CSVファイルのインポート

CSVファイルをインポートして新しくリストを作成するには、「リストを作成」>「CSVから」を選択することで可能です。 

この新しい機能は、SharePointサイト、Microsoft Lists、Microsoft Teamsなどといった、リストを作成できるサービスで使用できます。 

新しいエクスポートの機能

新しく追加された「スキーマを含むCSVにエクスポート」機能は、画面上部のリボンメニューにある「エクスポート」欄から使用できます。 

「CSVにエクスポート」の変更点

「CSVにエクスポート」機能は基本的にこれまでと同じように機能しますが、1点だけ変更点があります。 

2つの値のうちいずれかにチェックを付ける[はい/いいえ]列(画像の例で言えば、橋本は10月生まれなのでチェックが入っています。)は、これまでCSVファイルに出力された際、YES/NOの2択で表示されていました。 

それが今回の更新から、標準的なブール値の表示方法であるTRUE/FALSEでの表記に変更されました。

Power AutomateのフローやPowerShellスクリプトなど何らかのソリューションにおいて、エクスポートしたCSVファイルを読み込んで特定の処理を行っている場合、[はい/いいえ] 列の処理内容が YES/NO 想定のままであると、これまで通り処理が行われなくなります。 

今回の更新内容に合わせて、YES/NO から TRUE/FALSE に処理内容を置き換える必要があります。 

スキーマを含むCSVにエクスポート

「スキーマを含むCSVにエクスポート」機能を用いると、リストスキーマと呼ばれるリストの構造や、「選択肢の書式設定」「リッチテキストベースの編集内容」「ユーザー情報」などといったリストのデータが保持されたCSVファイルをエクスポートできます。 

例えば「CSVにエクスポート」機能で出力したCSVファイルを新しくインポートして別のリストを作成しても、書式までは元通りになりません。 

対して「スキーマを含むCSVにエクスポート」機能を用いれば、リストスキーマや「選択肢の書式設定」「リッチテキストベースの編集内容」「ユーザー情報」などといった情報も引き継げます。 

また「スキーマを含むCSVにエクスポート」機能では、エクスポート時の形式が次のように変更されます。  

  • ユーザーまたはグループ:ユーザーの表示名からメールアドレスの形式に変更されます。 
  • 日付と時刻:「2023-09-25T16:00:00Z」といった形式でエクスポートされます。時間情報がない場合は「2023年09月25日」といった形式でエクスポートされます。 
  • はい/いいえ:YES/NOからTRUE/FALSEの表記に変更されます。 

いかがでしたでしょうか?元の書式を保ったまま既存のリストの移行やコピーをしたい時には重要なアップデートだと思います。 

これからもMicrosoft Lists関連だけでなく、様々なMicrosoft 365に関するアップデート情報を発信していきます。 

今後もSxSブログのチェックをよろしくお願いします! 

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