こんにちは、SxS担当の新入社員です。
1月よりサポートチーム所属となりました、まだまだ色々と勉強中ですがどうぞよろしくお願いいたします!
SharePointのリスト、ご活用いただいてますでしょうか。
「人によって入力の仕方が微妙に違って後々処理しにくい」「入力ミスで差し戻しがあると手間が増えて面倒くさい」そんな経験ありませんでしょうか。
そういった悩みを解決してくれるのがリスト設定の「列の検証」「検証の設定」機能です。
二つのざっくりとした違いは以下の通り。
・列の検証 = 列単位での制御(他の列の参照は不可)
・検証の設定 = リスト単位での制御(他の列の参照可)
この機能を使用すれば「指定の文字を入力していないと登録できない」「指定の日付より後は選択できない」といった制限が可能になります。
例と共に、以下に方法をご案内いたします。
■タイトルに「申請」の文字が入っていない場合エラーを返す(列の検証)
1.該当リストを表示 > 右上の[設定] > [リストの設定] > 「列」欄の該当列名を選択
2.[列の検証] > 数式欄に以下を記入
=ISNUMBER(FIND(“申請”,[タイトル]))
→[タイトル]に 申請 が含まれているかどうかを判断します。
3.ユーザーメッセージ欄にはエラー時のコメントを設定することができます。
上記の設定をすると……
上図のようにタイトルに「申請」の文字が含まれない場合はエラーで登録ができないようになりました。
■二つの日付列([開始日]と[終了日])を比較して一週間以上離れる場合はエラーを返す(検証の設定)
1.該当リストを表示 > 右上の[設定] > [リストの設定] > [検証の設定]
2.数式欄に以下を記入
=[終了日]<=DATE(YEAR([開始日]),MONTH([開始日]),DAY([開始日])+7)
→[終了日]が[開始日]から七日以内かを判断します。
※「検証の設定」の場合はエラー表示が該当項目直下ではなく最上部に出ます。
上記の「設定の検証」に加えて、[開始日]に「列の検証」を追加することも可能です。
=[開始日]<=DATE(“2021″,”04″,”01”)
→開始日 列の日付が 2021/04/01 より前かどうかを判断
→開始日が2021/04/01 かつ 終了日が一週間以内
※以下のように、AND関数を使用すれば「検証の設定」で一括設定も可能ですが、エラーメッセージは同一になります。
=AND([終了日]<=DATE(YEAR([開始日]),MONTH([開始日]),DAY([開始日])+7),[開始日]<=DATE(“2021″,”04″,”01”))
その他、使用できる関数一覧や数式例はこちら ※Microsoft公式ページ
(列の検証では使用できない数式も記載があるのでご注意ください)
ご参考になれば幸いです。
弊社のSxSサービスは、SharePointに関するお問い合わせが回数無制限のサポートサービスです。
もし興味がありましたらお気兼ねなく「お問合せ」からご連絡下さい。